今日から開幕戦の舞台であるカタールでテストがありますね。
ってことで各社の体制を備忘録として少しまとめてみました。(画像はMotoGP公式サイトより)
HONDA
レプソルとホンダは本当に長い付き合いですよね(笑)
まずは2年連続チャンピオンを獲得したマルク・マルケス。
バレンシアテストでは2015年型のマシンをあまり気に入っていませんでしたが、ホンダのエンジニアの頑張りで前回のセパンテストではもう何も望まないと言っていたみたいです(笑)
2015年型は前年のものよりもブレーキングのフィーリングが向上したとのことで、昨年以上に自信を持って突っ込んでくると思われます。
カタールテストでももちろん1番時計を狙ってくるでしょう。
そしてチームメイトのダニ・ペドロサ。
セパンテストでは7位とあまり調子が良くないのかと思いましたがしっかり2分の壁を破っていたので、まわりが速くなりすぎた感じですかね?
ただ最近はマルケスの影に入ってしまっているので頑張って欲しいです。
その他のホンダのライダー
ワークス枠
カル・クラッチロウ(ドゥカティから移籍)
ジャック・ミラー(Moto3から飛び級で参戦)
スコット・レディング(グレシーニホンダ→元所属のMoto2チームがMotoGPに昇格し移籍)
オープンマシン
ニッキー・ヘイデン
ユージン・ラバティ(SBKに参戦していた)
カレル・アブラハム
YAMAHA
昨年からスペインの携帯電話会社であるモビスターがメインスポンサーになったヤマハです。
昨年まではシフトアップ時のみに機能するシームレスミッションを搭載していました。
前回のセパンテストからはシフトダウン時も機能するシームレスミッションを新たに投入してきました。
ドゥカティからヤマハに復帰してすっかり以前の強さを取り戻してきたヴァレンティーノ・ロッシ。
近年のマシンやタイヤに順応するため、昨年あたりから上体をマシンのイン側に大きく落とし込むライディングスタイルに変更。年齢の関係で以前よりもトレーニングに励んでいるようですが、その効果も強さに関係ありでしょうか?
セパンテストはまあま好調みたいで新型のシームレスミッションも好印象だったみたいです。
昨年は開幕までに上手く調整できずにシーズン前半戦の空回り感が凄かったホルヘ・ロレンソ。
ただ、シーズン後半は非常に好調で、今年もばっちり身体を仕上げてきたらしく、前回のセパンテストでも2番時計。
今年はチャンピオンを奪還できると豪語していうようです。
その他のヤマハのライダー
ワークス枠
ブラッドリー・スミス
ポル・エスパルガロ
オープンマシン
ステファン・ブラドル(LCRホンダから移籍)
ロリス・バズ(SBKカワサキから移籍)
DUCATI
SBKアプリリアワークスチームで指揮を取っていたジジ・ダッリーニャ氏が2014シーズンより指揮を担当。
低迷していたドゥカティが昨年は3度の表彰台を獲得。
今年は昨年のデータを基に大幅に改良したGP15が投入されたはずです。
アッパーカウル左側だけに開いているダクトは何用?
フロントキャリパー冷却用と思われる形状のフェンダーですね。
エンジンのリミッターを低めに設定するなど速さよりも周回してデータを取ることに集中しているようです。
ホンダファクトリーで数年間参戦後、テック3ヤマハに移籍、1年してドゥカティファクトリーと色々飛び回っていましたが、今後はこのポジションで落ち着きそうなアンドレア・ドヴィチオーゾ。
安定感はあるライダーですが、突発的な速さはあまり感じたことはないですね…。
GP15の感触はGP14とは段違いに曲がるみたいです。今までより「普通」に乗れるのだとか…。
今年はどうなる?
Moto2時代は暴れん坊だったアンドレア・イアンノーネ(笑)
一時期は走ってる姿がロッシに見えて仕方なかったんですが最近は変わってきたかな?
ハマれば速いライダーなので可能性あり?
その他のドゥカティのライダー
ワークス枠(ファクトリーチームのお下がり、多分GP14.2)
ジョニー・エルナンデス
ダニーロ・ペトルッチ
オープンマシン
エクトル・バルベラ
マイク・ディメッリオ(読み方が微妙です…)
SUZUKI
2011年限りでMotoGPを撤退していたスズキがついに帰ってきます!
エンジンはヤマハと同じく並列4気筒。もちろん不等爆発間隔です。
画像では見えませんが、フレームは独特な穴が開いています。
Mr.CRTことアレイシ・エスパルガロ。
セパンテストは2分0秒台ともうすでに一級品の性能みたいです。
きっとまだまだ速くなるでしょう。
もう一人はマーヴェリック・ヴィニャーレス。
Moto3でチャンピオン取ってMoto2で1年暴れてすぐMotoGPですから才能はあると思います。
しかもタイムもこれまた2分0秒台。
中量級を経験した分ジャック・ミラーより1秒ほど速いですね。
APRILIA
こちらはスズキより古く、2004年を最後にMotoGPを撤退したアプリリアです。
SBKではRSV4で昨年総合優勝。
MotoGPにはRSV4をベースに改造したマシン(ART)でオープンカテゴリに参戦していました。
今回はファクトリー体制で本格的に参戦してきます。
ずっとホンダとタッグを組んでいたグレシーニチームが母体です。
アルヴァロ・バウティスタは昨年はグレシーニホンダより参戦。
今回用意されたRS-GPはあまりよろしくないらしいです…。
ということでセパンテストでは2014年型に集中したとか?
テスト結果は19位としばらくは開発に裂く時間が長いでしょう。
SBKからMotoGPに復帰して来たマルコ・メランドリ。
本人はSBKに残りたかったみたいですが…。
テスト結果は常に最下位…。
マシンよりもずっと慣れ親しんだピレリからダンロップに変わったことに対する不信感がタイムに響いてる気がします。
乗り方もぎこちない感じが…。
テストではRS-GPとSBKマシン(RSV4)をミックスしたマシンを使用したようですが、そんなに互換性がある作りなんでしょうかねえ?
市販車ベースのフレームでは厳しいのではないかと思います。
その他のアプリリアのライダー
オープンマシン
アレックス・デアンジェリス(ARTマシン)
※ART=アプリリア・レーシング・テクノロジー社